2017.02.13 Monday
* お人形ができるまでに *
お人形は『羊毛』と綿ジャージと木綿糸で作ります。
お母さんにとって、さわったことのない初めての羊毛。
お母さんはだんだん、だんだん、羊毛と仲良くなります。
羊毛をチューブガーゼに入れてから肌になる綿ジャージをかぶせます。
お母さんが縫いものをする手つき、
お母さんがうつむき縫い物をする姿を
おこさんや旦那様は、美しいなぁと感じているのでしょうね。
初めての縫い物で、お人形づくりで
こんなにかわいいお人形ができました。
なんともいえない、まるっこさ。
人の手だからできると感じます。
お人形をこどもに作ってあげたいと思うお母さんの気持ちに感心、感動します。
お母さんの手はなんでもできるんだなぁ。
我が子に作ってあげたい。というお母さんの気持ちの『力』を感じます。
だって、このマメでない私が“アドバイスしたい”という気持ちになるのですから。
お母さんの気持ちが、私を引っぱってくれます。
この後、髪を付け、目と口の説明をして、お人形づくりは終了しました。
今頃、お人形は出来上がって、遊んでいるでしょうか。
私はお産婆さんのように、
喜びをわけていただいています。
*
スタートの時のお母さん、
ぎこちなかった針を持つ手が
終る頃には、
見事な針さばきになりました。
人形がすくすく育つのと同時に
母がぐんぐん縫い物に慣れてたくましくなる姿が
すごくいいのです。
今でも思い出すと
私の気持ちまでがリラックスする、お人形づくりの時間です。
*
ひとつのモノが、たいせつな時間やコミュケーションを育む。
『良いモノの基準』わたしはコレかな、と感じている日々です。
MOMO 店長 もぎしづこ
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